Tuesday, August 12, 2014

店舗訪問レポート - ポートランド, OR



Mira Design社営業フォローの為の「店舗訪問シリーズ」です。
日々の地道な営業活動の様子をご紹介します。


Mira社複数ラインを以前から扱っており、現在も定期的に注文を頂いているStorablesへの店舗訪問を行いました。今回の訪問の目的は以下の三点です。

1 既存の取引先のため、他のラインを紹介しやすく、また受け入れてもらいやすい環境である。
2 Mira社取り扱い商品と、お店のコンセプト、カテゴリが近しいものが多く、取引が増える可能性が高い為。
3 競争率の激しい大型チェーン店のみではなく、地方型中型規模店舗(Storables 4店舗)にて商品の取り扱いを増加・拡大させる為。

合計5ブランドの新商品・既存商品の紹介を行うとともに、西海岸オレゴン州の新規小売店開拓、市場調査、今後の可能性を探る為の営業活動も同時に実施しました。


■ オレゴン・ポートランド (Oregon, Portland)について

オレゴン州はアメリカ西海岸側沿いに位置し、北はワシントン州・南はカリフォルニア州に隣接しており、ほぼ日本の本州と四国を合わせた面積に相当します。Storablesの事務所があるオレゴン州最大都市・ポートランドは、米国北西部第二の都市であり(人口約60万人)、常に“最も住んでみたい都市”の上位に選ばれ、自然と都市が調和した非常に美しい街です。町並みや道路はきれいに整備され、路面電車やバス等の交通機関も発達しています。近年では目覚ましい経済発展と昔からの自然が共存する州へと成長しています。コーヒー豆とビールが有名で、消費税がないのも魅力です。



■Storables(ストラブルズ)                                 



Storablesは、家やオフィス等を整理する為のオーガナイザー、ホーム製品を中心に取り扱う専門店です。主にクローゼット、ランドリー、キッチン、ベッドルーム、文房具収納用品を扱っています。(シアトルとポートランドに各2店舗・ 計4店舗を国内展開。) コンテイナーストア、ソリューションズをご存知の場合はそれをイメージしていただくと良いでしょう。今回店舗訪問をしたPeal District店の立地は、ダウンタウンの中でも特におしゃれで感度が高い場所で、周辺にはWhole Foods MarketWest elmSur la table等が集まるNW Couch Street沿いにあり、非常に良い雰囲気の中にありました。                                                 
  
-外観ディスプレー 
カラフルでデザイン性が高いオーガナイザーが人目をひき、キッチン・クローゼット収納アイテムがきれいに展示され、周辺店舗と調和しておしゃれな雰囲気をだしています。入店前のお客様に期待を与える良いディスプレーでした。

-店内
外観とはうって変わり、カラー商品が少なく非常にシンプルで売れすじ商品に的をしぼっていることを感じさせる商品構成でした。店内は非常に清潔に保たれており、棚の空きもほぼなく、商品陳列もしっかり行われていました。入口を入って左側にボックス型収納用品、右側にキッチン・オフィス系オーガナイザーが並んでいました

 


■ 商談
 - バイヤーは人目を引くカラフルな商材を探していた
 - 9月にポートランド郊外に新店舗開店予定との事。(Peal District店より車で約20
 
事前準備としてStorablesのウェブサイトより、商品・価格帯をチェック、以前の取引商材を確認し、先方が好みそうなアイテムを選びハンドキャリーしました。

「オーガナイザー製品の紹介」
売れ筋商品と新企画商材をご提案。他のアメリカ・ブランドにはない透明度やきれいな色目に対してバイヤーからの反応が良かったです。大きいサイズの商品に関してはiPadで写真を見せ、全カラーと共に紹介したのは効果的でした。Storablesがオーガナイザ-の専門店であり、カラー商材を探している事から、確実に一番合う商品はプラスティック製品でした。9月新規店舗開店にむけ受注を期待できそうです。


興味深い話しとしては、オレゴンはNYや日本と異なり、土地や家が広い為、小さいオーガナイザーよりも大きめのものが好まれやすいそうです
また、手作りでジャム等を作る事が流行している為、ビン製品の保存容器やピッチャーがよく売れるとの事です

バイヤーの中でのブランドイメージは非常に良い、現在店頭にある類似の中国製品との違いや、商品の持つ販売力を伝えていき、さらにMira社は常にアメリカ国内に在庫を保有している強みを繰り返し伝えていけば、シェアの拡大が可能と確信しました。

  
Bento Boxの紹介」

Storablesで販売されているランチボックスは、低価格的なものが多かった為、ラインの中でも価格の低めの新商品と売れ筋商品を紹介をしました。実際の店頭には、フランスブランドの弁当箱が$24で販売されていましたが、あまり売れ行きは思わしくないそうです。お弁当箱が売れやすい時期としては学校が開始される9月頃が多いので、Bento Boxの需要が高まるシーズンに向けて検討したいということでした。

    
「キッチン用品の紹介」

Mira社の扱うのキッチン用品を紹介すると、バイヤーはカラフルでユニークな商材であるピーラーに関心を示していました。重ね置きが出来るかわいらしいデザインと、3つの異なる皮の剥き方がある事が高評価してくれました。キッチンツールの取り扱いがまだ少なく、今後定期的なコンタクトにより、参入を狙いたいと思いま


全体の感想は、バイヤーの日本製品への信頼度、評価は大変高く、店のカテゴリーにも適しているため、今後の取引拡大の可能性を強く感じることができました。Container storeと雰囲気が似ていますが、商品構成ではデザイン性が少なく、非常にシンプルなものが多かった為、地方型のスタイルであると感じました。秋口の新規店舗オープンにMira社が扱う商品が増えることは大いに期待できそうです。



Maiko記

Sunday, August 10, 2014

店舗訪問レポート - マンハッタン, NY



Mira Design社営業フォローの為の「店舗訪問シリーズ」です。
日々の地道な営業活動の様子をご紹介します。





今回は、デモの記事でもご紹介しました、NYのGracious Home.(グラシャスホーム)
マンハッタンのUpper West と Upper East というセレブの多く住む高級住宅エリアにそれぞれ店舗を構え、NYでも影響力の強い、Home製品を幅広く扱う大型ホーム専門店です。ケビンコスナーさんも常連だそうです。。

現在キッチン製品を中心に、Mira Deign社クライアント 4ラインで取引があり、継続的かつ定期的なリオーダーも頂いています。この日は、販売状況の確認、新ブランドの提案を目的にバイヤーにアポをとり、イーストサイドのお店に行って参りました。

店内は平日というのに多くのお客で賑わっていました。商品は、きれいにディスプレイされており、 神経の細やかさか感じられます。


現在の取扱っていただいている商品については、高品質を求める消費者に大変好評で、仕入れスタート時から良い実績を出しているとバイヤーからお褒めのお言葉。時折、まとめて大量購入していくお客様もいるとのことで、うれしい限りです。

販売員の方にも話を聞くと、個人的にもMira Deign社の商品が好きでおススメしてくださっているようで、販売員のみなさん、商品の販促用動画を自分の携帯にとりこんで、お客様に説明してくださっていました。感動。。。
その商品は高価格帯のキッチン商品なのですが、このお店でよく売れている理由が、これで理解できました。
こちらからも、さらに商品のアピールポイントを説明させていただきました。

日本の製品は、価格が他国製品と比較すると割高な分、こういった商品の魅力や性能を、きちんと消費者に伝えてくれる販売員の力も大変重要です。




新たなブランドの提案に関しても、まずは小ロットからのテスト販売で、受注をいただきました。
売れ行きがよければ、また別の商品についても検討するという前向きな姿勢で。

商談の中で、一本 $40(約4000円!!)のドイツ製ハンガーを例に、バイヤーが悩みを打ち明けてくれました。ヨーロッパの企業との直接取引だと、送料の為価格が跳ね上がり、たとえ良い商品だとしても、結局は売れ残ってしまうとのこと。
日本の高品質で、信頼の高い商品をもっと取り扱いたいけれど、日本との直接取引ではなく、「アメリカ国内取引」ができるベンダーが少ない・・と嘆いていました。

確かに、毎週の追加注文に応えてコンスタントに納品をするためには、「アメリカ国内取引」が必須ですし、マーケットの近くに在庫を保管する「ウェアハウス機能」が必要です。

日本の優れた製品を、受注、流通・回収と、アメリカ国内で完結した取引ができるMira Deign社はバイヤーにとっても貴重な存在だと評価されて、当社の責任の重さをあらためて確認しました。同店は、新たな商品やラインの受け入れには大変積極的です。今後も良い商品をどんどん紹介し、こちらの売上だけでなく、店の評判の向上にも貢献し、信頼関係を構築していくことが重要と確信しました。

バイヤーだけでなく、小売店内のスタッフともしっかり交流できた実りの多い店舗訪問でした。


Lily 記 

Monday, August 4, 2014

初、パリでの展示会 - Part2

(展示会前日)

海外の展示会は華やかなイメージの反面、複数の現地業者が関わるため、注文したものがきちんとそろっているということは中々なく、スムーズに事が運びません。加えて、ブースの大きさ変更が急遽決まり、展示会三日前まで、現地エージェントが主催者とやり取りをしており、うまくその変更が反映されているか・・・という不安要素があったのです。
搬入当日、まずはオーダーした什器が揃っているか、ブース到着までドキドキです。

ラッキーなことに全ての什器は揃い、ブースもきちんと出来上がっていました。よかった。。。


そこから、
バイヤーが入りやすいブースの組み立て、見やすく、視覚的に興味をひくような商品配置
バイヤー対応をスムーズに行うための販促ツールのセット。。。翌日の展示会初日に備えます。





(展示会当日)
そして、いよいよ展示会当日を迎えました。

サッカーワールドカップが重なったこともあり、初日の入りは少なかったものの、ヨーロッパをはじめアジアやアメリカ、中東といった世界各地から訪れるバイヤーで賑わいを見せていました。

ヨーロッパの展示会、特にアパレル関連にみられる特徴ですが、日本人もかなり見受けられました。日本人は、ヨーロッパのデザイン性が高く、こだわりの強い商品を好む傾向にあるかと思います。感度の高いセレクトショップなどは、フランスやイタリアで新進気鋭のヨーロッパブランドを探していることが多いようです。



Who's Nextの名の通り、展示会全体として、非常にトレンディーでカラフルなブランドが多いなかで、弊社クライアントの長い歴史を持つ重厚な商品たちが少し異色でした。

しかし、さすが世界的にも評価が高いアパレルの展示会。地元の専門店だけでなく、有力小売店のバイヤー達はしっかりと展示会場に足を運んでおり、”良いもの”、”新しいもの”を探していました。バイヤーは真剣で、質問も鋭いものが多く、緊張感のみなぎる展示会です。

次々と、私たちのブースにもバイヤーが来てくれます。フランス語、英語で活発な商談が行われます。。。一瞬のスキもありません。ヨーロッパの「バイヤーの目」は良いものを見逃しません。さすがです。展示会スタート後の2時間後ようやくヨーロッパ市場「初の注文」が入りました。パリ郊外の感度の良さそうな専門店です。

その後、二日目、三日目と、順調に現地有力な小売店舗、さらには世界的に有名なフランスのデパート・バイヤーとも良い商談が出来、多くのバイヤーと出会い、 さらには実際の受注も、数多く頂くことができました。ヨーロッパバイヤーからの評価も非常に高く、継続したビジネスを構築できる取引先を多く作ることができ、初回として充分な結果を得ることができたのです。パリでの初出展は成功したと言えるでしょう。




(展示会結果の背景)

今回の結果の要因としては、「製品の市場性」、「日本製品への信頼の高さ」、「ヨーロッパ内での販売体制構築」の三点にまとめることができます。

製品の市場性・日本製品への信頼の高さ 」という面では、 Part1で述べた①自社製品の強みを知る、「マーケットの可能性を探る」という点における戦略が、ぴたりと当てはまった結果であると考えます。
今回出展したブランドの持つ、Made in Japan の高い品質、長い歴史、職人による手作り、といった特性が、長い歴史とクラフトマンシップをリスペクトするヨーロッパの人々の琴線に触れ、受け入れられたのです。

価格や性能といった利益重視の合理性を重要視するアメリカとは異なり、歴史と独自の文化や民族としてのプライドを持ったヨーロッパの市場は、有名ブランドであるということよりも、品質の良さや、その背景にあるヒストリーやクラフトマンシップといった背景を含め、総合的に商品を評価する傾向にあります。
どのような技巧が使われて生産されるかという、直接商品には現れない部分に非常に興味を持ちます。これは決してアメリカのバイヤーには見られない傾向で、市場の相違を強く感じた点です。


(現地販売体制の強み)

販売体制については、信頼できる現地エージェント(ABing Plus社)とともに展示会に臨みました。事前の情報収集等の調査段階から、販売・流通・回収・サポートといった、Mira社がアメリカで作り上げた実ビジネスの体制を現地にしっかりと整えたのです。
言語も含めて、現地でビジネスを進めることができるということは、バイヤーに大きな安心感と、現実味を与え、受注のハードルをぐんと下げました。
これは、ヨーロッパだけでなく、全ての市場において共通して言えることです。販売、流通、回収を含む、「現地販売体制無き展示会出展」は、良い結果を生み出しません。


(やはり、展示会は、うそをつかない)

「展示会は嘘をつかない」 この言葉の意味を強くかみしめた展示会になりました。
第一歩として、市場の可能性を十分に感じることができました。次はここで作ることができたビジネスの芽を大きく、確実に育てていくこと、つまりフォローアップが重要な鍵となります。


ちなみに、余談ですが今回の展示会出展をきっかけとして、世界的に大変有名なフランスの革製品老舗高級ブランドH社から、「製品に興味があるのでぜひ見せてほしい」というオファーを受けました。このような刺激的な機会を得られたことも、グローバルマーケットに挑み、世界の舞台に歩み出たことがきっかけなのは間違いありません。
「世界には、計り知れないほどの、あらゆる刺激やチャンスが待っている」・・・と強く感じました。


展示会では、決して「偶然」は無く、「奇跡」も起きません。ただ、マーケティングをしっかり行い、海外市場開拓戦略に基づいた「合理的な準備」を行えさえすれば、日本企業にも販路拡大の大きなチャンスがあります。

展示会はビジネスのチャンスを作る場であると同時に、マーケティング・ブランディングの場です。
今後、展示会で得たチャンスや情報を元に、Mira Design社のテーマ「世界に売る」を加速させていきます。日本製品をアメリカから世界市場に向けて。


Lily 記






Thursday, July 31, 2014

初、パリでの展示会 - Part1


7月4日から7月7日にかけてフランス、パリにて開催されるWho's Next と呼ばれるアパレルの展示会の中にある、世界的に名高いアクセサリーとファッション小物の国際展示会Première Classe(プルミエールクラス)に、弊社クライアントの一つのラインが初出展することが決まり、現地提携エージェントのサポートのため、花の都パリへ行ってまいりました。


Mira Design 社はアメリカでの展示会は各種数え切れないほど参加してきましたが、今回は弊社にとっても、初めてのヨーロッパでの展示会出展となります。出展ブランドがヨーロッパ市場にマッチしており、販路拡大の可能性を大いに感じることができたため、出展に踏み切りました。



いきなりですが、ここでまずは新規市場における展示会の重要性について簡単に、説明いたします。


展示会は新規参入メーカにとって、新たに多くのバイヤーに対して自社商品を効率的にアピールできる絶好の場です。日本をはじめ、どのマーケットでも展示会をバイヤーとの出会い、ブランディング、および市場可能性を探るマーケティングの場として活用することは同じことだと思います。

しかし、特に欧米の展示会は、バイヤーが気に入れば、すぐにその場でオーダーをつけ、クレジットカードやチェックで支払いをする、という大変早いスピードでビジネスをスタートすることができる、つまり販路拡大に直結しているという特徴があります。

展示会には、展示会ごとにそれぞれテーマや強みがあり、それにより来場する小売店バイヤーの種類や規模、出展者のテイストなどが異なってきます。そのため、自社商品に合った、もしくは狙っていきたいマーケットに近い展示会を選択することが重要です。

適切なマーケットで行われる、適切な展示会に、適切なブランドと商品で臨むことが、市場を攻略する近道であるともいえます。


ではどのように、その"適切さ"を判断するか。簡単に分けると以下の3点になります。

① 自社製品の強みを知る

当たり前のことかもしれませんが、ここをしっかりと認識し確立させることが全ての始まりです。
特に、消費者のライフスタイルおよびトレンド ・ その市場の小売店 ・ 競合他社という三つの視点でしっかりとマーケット調査し、「自社製品のマーケットにおける商品価値は何か」を把握します。



② マーケットの可能性を探る

「製品の強み」を認識したところで、次はマーケットにおいて、自社製品の可能性を探ることです。
弊社が扱う製品を例にとっていえば、毎日消費される日用品になるのか、ホリデーなどに向いているギフトになるのかなど、製品のマーケットにおける可能性を探っていきます。





③ 現地で情報を取得する

インターネットなどの情報だけではなく、実際に展示会場に赴き、会場の雰囲気、来場者、出展者、商品を見ることは非常に重要です。人が集まるブースに立ち寄り、出展者にヒアリングするのもいいでしょう。そういったブースは大抵、その展示会の常連なので、経験に基づいた情報を意外にも快く共有してくれるものです。
海外の展示会に行くのが難しい場合でも、来場経験や出展経験のある人に、事前によく話をきくと良いと思います。



展示会出展には、出展費、ブース装飾費、販促ツール作成費、人件費などなど大きな出費が発生します。時間と費用を浪費にしないためにも、この事前の調査による出展判断は非常に大切です。
弊社でも、アメリカ全土で行われている様々な展示会について、15年間の経験や各方面からの情報などを踏まえて、事前に入念に調査し、戦略を立てて出展を決定しています。


弊社代表 三浦は「展示会は嘘をつかない」と常々言っています。
それは上記三点の市場調査をしっかりと行い、バイヤーにブランドや商品をアピールする販促ツールをきちんとそろえ、展示会場で想定されうるあらゆるケースに備えた準備をしっかりと行えば、必ず結果はついてくる!というものです。


それでもやはり、果たしてヨーロッパの人々は日本の商品を受け入れてくれるのか、良い結果をもって帰ることができるのか、という不安はありました。
先にも述べましたが、今回はMira Design社にとって初めての海外展示会出展。加えて、弊社からの現地サポートは私一人。。。


しかし、展示会は日本企業にとって、海外市場進出においては最も重要なポイントとなります。弱音や不安などは言っていられません。
今まで蓄積したノウハウの全てを注ぎこみ、展示会の半年以上前から日本クライアント、現地エージェントとの幾度となくミーティングや情報共有を行い、その日に備えました。

商品サンプルの準備、
販売体制の準備、
流通回収体制の準備、
各種販促ツールの作成(英語版およびフランス語版の「ヨーロッパ国内商品リスト、Webカタログ、フライヤー、商品解説書、受注伝票、取引確認書」など) etc,,,

これ以上、できることはない!と言うところまで、徹底的に準備したのです。
そうして展示会前日を迎えました。



(Part 2 へつづく) 
Lily  記






Thursday, July 17, 2014

アトランタ展で売る!



「南部のライフスタイル」
今回は初めての7ブランド合同出展ブースで、今まで経験してきたNY NOWIHHSとは違う新しい発見があった。
まず単独ブースのときと異なり、ひとつの世界観を表現出来ないためバイヤーが遠目から見たときに一目で扱っている商品が分からない。そのため「一体どんな商品を扱っているのだろう?」と立ち寄るバイヤーに対する『きっかけ作り』の会話力が重要であった。初出展の私たちはバイヤーにとっても見慣れない会社・ブランド・商品であり、未知のブースであった。そのため、ブースの前で立ち止まったバイヤーにいかに関心を持ってもらいもっと見たい、もっと知りたいと気持ちを惹きつけるか、そのきっかけを作る力が必要だ。
驚いたことに私たちが普段当たり前だと思って使っていた日用品は、NOWIHHS以上にアトランタ展では馴染みのない目新しいものだという反応が多かったことである。興味はあるが、でも何か分からない、使い方が分からないというバイヤーが多かった。

日本製品の品質の高さや機能性・美しさは周知のことだが、まだまだ日本の製品やライフスタイルは知られていないのが現実で、商品のプレゼンおいて最も重要なのは私たちが扱う商品がアメリカのマーケットに需要を持つものであり、彼らの生活を便利に豊かに、そして楽しさを与えるものであるか を伝えることであった。ライフスタイル写真の重要性を再確認した。

アトランタ展でもうひとつ面白かったことは地域性がはっきりと現れていたことである。NOWではなかなか出会うことのなかった南部地域のバイヤーが圧倒的に多く、展示会に訪れているバイヤーのファッション(特に着ている服の色や柄)を見ているだけでもNYとは明らかな違いが感じられた。バイヤーとの商談の中でも、NYの専門店と好みの色・大きさが異なっており、ライフスタイルの違いを感じ、NYのライフスタイルがアメリカの全てではないということを、学んだ。

このことを踏まえて今後はアメリカのライフスタイルや地域性、トレンドをより広く理解した上で日本製品の魅力を、彼らの視点で彼らの生活に合わせて提案できるストーリーを話すための会話力に磨きをかけて、次の展示会と商談に臨んでいきたい。Rina






「フレンドリーなバイヤーたち」
初めてのアトランタ展示会を経験した。全体的にバイヤー、展示会出展者共にフレン
ドリーで温かみのある人が多い。バイヤーの年齢層は4060代のふくよかで、明るい
色の洋服をきた主婦層の女性が多かったが、Mira社に立ち寄る人達は、若くおしゃれ
でデザインものの商品に興味がある人が多かった。

商談する中で気をつけたことは、バイヤーが手に取った商品の良さ、他のブランドに
はない特別な長所を、飽きさせない様に手短に説明する事。そこで相手を引きつけ他
の商品にも視線をむけたら、それを説明する様にした。売りたい一心で一気に全ての
商品や価格について説明すると、バイヤー身構え逃げていきやすいと感じた。

日常会話を楽しみながら、その中で自分を信頼してもらい、商品の良さや倉庫の場所等もアピールしていくと、もっとすすめやすくなることが分かった。また他のスタッフが、受注を受けた場合、スピーディに対応する為、そばに歩み寄り受注フォローを行なったのは効果的だった。Like-itに関しては、ただ商品を並べてあるだけでは、安いオーガナイザーとの違いが一見伝わりにくいと思ったので、i padを使用し部屋やランドリールーム、オフィスでのきれいなイメージ写真を見せるようにした。そのおかげで、何社からかBricksのオーダーがもらえた。また、その写真を見せることによりMira社で扱う商品は魅力的で、信頼度も与える事ができたと思う。 Maiko






「バイヤーの雰囲気がいつもと違う...さてどうする?」
前回出展したシカゴのIHHS展では、キッチン用品専門店、あるいは大手チェーン店のバイヤーがUchiCookのブースを訪れてくれていました。しかし今回、何やらバイヤーの様子が違う...。いつもと同じセールスの切り口で、いつものメイン商品スチームグリルを勧めるも、なかなか関心を惹くことが出来ないのです。さて、どうする?

私たちのブースに立ち寄るバイヤーたちを観察していると、どうやらギフトショップを経営し、単価の高くないギフト小物を探している方が多い様子でした。なるほど、恐らく"ギフトらしい見た目""手の届く価格"、そして"ちょっとおもしろい"、これがポイントなのだなと判断し、本展示会でのお勧め商品を方向転換しました。本来一番にお勧めしたいスチームグリルを涙を呑んで封印し、まずは3つセットのピーラーから切り込んでいくことにしたのです。これが功を奏し、ピーラー他、スモールキッチンアイテムのオーダーを獲得することができました!

勿論、ピーラーをきっかけにUchiCookラインに興味を持ってくれたバイヤーにはプロモーショナルビデオを見せてスチームグリルも積極的にアピール。ようやくバイヤーからのリアクションが増えてきました。バイヤーが予想通りの反応を示してくれない場合でも諦めません。展示会全体の様子、バイヤーの特徴をよく観察し、柔軟に作戦を変更し形勢逆転を図る。これを実践することが出来た展示会となりました。Aya



Monday, June 30, 2014

店舗訪問レポート - オーランド, FL

フロリダに 「夢の売り場」を見た。


6月の前半に常夏のリゾート地、フロリダのオーランドへ1泊2日の出張に行ってきました。
オーランドといえば、言わずと知れたDisney Worldの街・・・。
今回の出張の目的は、そのDisney Worldのテーマパークの1つ “Epcot” 内にあるお店とのミーティングでした。



“Epcot”とは・・・。
Disney World内にある4大テーマパークのうちのひとつに位置します。
「人類社会の進歩」をテーマに、各分野の最先端技術や世界各国の文化・歴史・伝統を紹介する、いわば万国博覧会のようなパークです。
世界11カ国(Mexico, Norway, China, Germany, Italy, the United States, Japan, Morocco, France, United Kingdom, Canada)のパビリオンがあり、
食や伝統工芸品、衣装、音楽など多様な国々の文化を体験できるのが特徴で、平日にも関わらずパーク全体は多くのお客様で賑わいを見せていました。







そのうちのひとつ、Japan Pavilionは「伝統と革新の共存する調和の国・日本」というテーマのもと、
物販販売ショップとレストランそれぞれに具体的な時代テーマを設定し“日本への擬似旅行体験”を演出しています。
厳島神社の鳥居を背に、敷地の奥へと進むと京都御所、五重塔、桂離宮が目に飛び込んできます。まさに日本に来たかのような光景です。非常に多くのアメリカ人観光客で賑わっていました。


さて、今回の出張の目的は、そのパーク内にあるショップのバイヤー様とのミーティングでした。すでにBento BoxなどMira製品のいくつかの製品をお取り扱い頂いており、販売開始から非常に好調に売れています。今回は初めての店舗視察も含め、バイヤー様と日本製品の販売について貴重な意見交換を行うことができました。



店頭に到着したのは午後3:30頃。
平日にも関わらず、店内に入ると人をかき分けなくては前に進めないほどのお客様がいました。
私たちの想像をはるかに超えた集客に、胸が躍ります!

店内には、お菓子や日本酒などの食品から、着物や刀・盆栽などの伝統工芸品、それとコンテンポラリーな日用品・生活雑貨、キッチングッズ、アニメトイにいたるまで幅広いカテゴリーの商品が並んでいました。

日本の商品を求めて訪れたアメリカ人のお客さまが、目をキラキラと輝かせて商品を手にとっている光景は、アメリカ市場における日本製品の販売拡大の可能性を非常に強く感じさせる、希望に満ち溢れた世界でした。

そして販売スタッフ皆さんの接客レベルは非常に高く、そして「おもてなし」の良さがアメリカ人消費者にしっかり伝わっています。お客様に対して積極的に日本製品の紹介を行っている姿、常に売場に気を配る姿、笑顔でお客様を迎えるおもてなしの姿・・・この店舗のマネージメント戦略の高さは際立っています。

当社の商品が、非常に好調に売れている理由が分かりました・・・
充実した商品ラインナップの面白さと販売力のあるスタッフによって、売場全体が情熱と活気に満ち溢れ、お客様の購買意欲を高めています。いかに店頭・販売のマネジメントが重要であるかを、目の当たりにしました。スタッフの力で、アメリカの消費者は「買う気満々」になって行きます。「売る」と「買う」がきれいに絡み合う売り場、私たちは、ここに「夢の売り場」を見たのです。





バイヤーさんとのミーティングの中で、今お客様に求められているのは、“高品質で気の利いた、お洒落でユニークなアイテムであること” というお話を聞きました。他では買えない、真似できない、“Japanブランド”に注目が集まっているのです。

見た目だけでなく、物の本質が重要視される流れは確実にアメリカ市場にも広がっていて、
日本製品の強みを発揮する土台はもう出来上がっているように思います。

これから私たちに求められていることは、Japanブランドの強みを活かし、アメリカ人バイヤーに対していかにスタイリッシュに、魅力的にプレゼンテーションをしていくか、だと感じました。そこに、消費者のニーズをうまく掬い取り、的確な商品説明を「おもてなし」の心で表現していく・・・これがアメリカのコンペチターに対抗する「強い武器」になるということも。


私たちの目標は、多くの日本製品をアメリカ中、そして世界に売ることです。Mira社の扱う日本製品を世界中のあちらこちらで目に出来るよう、日々新しい形の営業活動をしていきます!この店で学んだことを大いに生かして。。。 

記 Takenaka & Aisen 担当 RINA (July 1)

















Thursday, June 26, 2014

マンハッタンでデモ販売

 「小売店に教えられる」

6月初旬、マンハッタンに4店舗を構える人気キッチン専門店にてデモ販売を行いました。

当店は、Mira社の日用品5ブランドのうち3ブランドについて、従前より定期的にオーダーを下さっています。
そうした中、弊社メイン担当者の日頃の営業努力が実を結び、4ブランド目のUchiCookの取引を獲得することができました!Mira社はこのように、各取引先店舗にできるだけ多くのラインを入れることによって効率の高い営業を目指しています。各ラインにも大きなメリットです。



 


今回取扱いが決まったUchiCook商品は、スチームとグリルが同時にできるという新型クックウェアSteam Grill。日本では月5000台売れている超人気商品です。見た目はスタイリッシュ、性能はピカイチ。

ですがアメリカのキッチンウェア市場はすでに飽和状態で 、ただ店頭に並べておくだけでは多々ある他社製品との違いをなかなかわかってもらえないのが現実です。

それを克服するためにはまず、お店の販売スタッフに商品の使い方とメリット、セールスポイントの理解を促し、一般のお客さまに効果的にお勧めしてもらえるようにしなくてはなりません。

この考えのもと、さっそく先方に店頭デモをしたいと申し出ました。当店は普段から調理器具のデモ販売を行っていることもあり、私たちの申し出は大歓迎されました。


さて、デモの当日。


11:30 デモ担当の2名がアッパーウェスト店に到着。
 
デモの件は従業員全員に周知されていたらしく、店内に入るとすぐにデモスペースに案内されました。

1階、地下1,2階のうち、今回デモを行ったのは1階の突当り。地下フロアから上がってくるエスカレーターの正面です。この日、1階でデモを行っていたのは私たちのみでした。地下1階では自宅用ビールサーバーやジュースミキサーのデモを行っていました。



 
11:45 Mira社他のチームが材料(チキンや野菜)をWhole Foodsで購入後合流。

今回調理するのは勿論チキンブレスト。過去数回の展示会でも毎度大好評!
デモ担当者が準備中、2人はバイヤーに挨拶。親睦を深めます。






12:00   デモスタート。


計3時間のデモの間、1階の状況は概して落ち着いていました。多い時で、10名。少ない時には3名程度。客層は40代~70代ほどの豊かそうな男女がメインであり、夫婦での来店も目立ちました。これは平日昼間という時間帯と、高級住宅地であるアップタウンに3店舗を構える当店のターゲット層が影響しています。一般のお客さまがいない時には、バイヤーや販売スタッフが周囲に集まり、使い方や特長を教えることができました。お客さまからの質問をシェアしてくれたり自発的に質問してくれたりと、積極的な姿勢を見せてくれました。これは大きな成果です!


チキンを試食したお客さまからの反応は、"Juicy", "Tender"という声が多く聞かれました。また、立ち止まってゆっくり説明を聞いてくれる方も多く、中には作り方を最初から最後まで見ていくお客さまもいらっしゃいました。

この点に、当キッチン専門店のターゲット層らしさ、すなわち時間的経済的に余裕のある客層の特徴が伺えます。 それと同時に、決して低価格ではないが品質と性能の高さにこだわりを持つMira社ブランドが、この店とこの顧客層には受け入れられていくであろう可能性 を大いに感じることができました。


 

3:00 デモ終了


その場での売上はなかったものの、多くのお客さまにフライヤーを手渡しすることが出来た点、販売スタッフにセールスポイントを教えることが出来た点、バイヤーとのコミュニケーションが深まった点で非常に有意義でした。また、以上の点を実際にデモを見せながら行ったことで、一層効果的に、より大きなインパクトを与えられたという感触があります。メインコンタクトバイヤーからも下記の感謝の言葉が同日送られてきました。



「ハーイ、Miraチームの皆さん。本日はSteam+Grillのデモをありがとうございます。今日一日の皆さんの素晴らしい努力に、私と会社は大変感謝しています。秋にもぜひやってください!」




それから一週間後、なんとバイヤーから追加オーダーをいただくことができました。
彼によれば、使い方を理解した販売スタッフが 積極的にお客さまにお勧めした結果、デモのあとすぐに数台の売り上げにつながったのだそうです!早くもデモの効果が...!感動!
つまり、小売店の販売員たちが「売り方のポイント」をデモの中で学んでくれていたのです。

アメリカでの販路を拡大し売上を促進することで、日本企業のみなさまのお力になることはわたしたちにとって第一の使命。

しかし結果ばかりを先にのぞんではいけませんね。

今回、担当者による日頃の営業フォロー→デモ販売→リオーダーの一連の出来事を通して学んだことは、取引先にとってのベネフィットを真剣に考えることの大切さです。
売れる商品は彼らだって大歓迎。仕入れた商品が売れれば彼らも嬉しい。それは必ず次回オーダーに反映される。

 私たちは卸売業ですが、小売店に売れればそれでよいのではなく、どうしたら彼らがその商品をお客さまに上手に売ることができるのかを一緒に考えてあげること。これが結果的に、アメリカの取引先、日本企業、Mira社の三方の幸せにつながるのですね。

とてもいい勉強になりました!
チキン調理の腕だけでなく、営業担当者としての腕も磨くチャンスをくださった関係者のみなさま、ありがとうございました ! (↓写真:バイヤーが撮ってくれた写真)

Miraのセールスパーソンは、こうしてアメリカの小売店に色々教えられながら前進していきます!    記:UchiCook 担当 Aya  (June, 2014)